秋の空は、こんなにも澄んで、

太陽は、こんなにも温かいのに、

なんで、私ばかりがこんな気持ちなのかと、

いつまでも、晴れない心を憂う。


久しぶりのブログ更新に

穏やかでないオープニングですが、

今日は、浮気をされた妻について

書いてみたいと思います。



***
 


夫が、浮気さえしなければ、

それさえなければ、

私は、穏やかに過ごせていたのに。


私の人生をめちゃくちゃにした夫を

絶対に許すことができない。


この時点では、

浮気された妻は、

私どものところに

いらっしゃいません。


怒りまくって、

責めまくって、

手も出て、

足も出て、

思いつく限りの言葉を

浴びせてやった。


夫は、抵抗しなくなった、

反省して、謝って、

また、妻とやり直したい、

がんばると言う。


もしくは、そんなはっきりとした

言葉はないけれど、


毎日、仕事に行き、

早く帰ってくる。

夕食も一緒に食べる。


疲れているだろうに、

家事も手伝う。

休日は、こどもと遊ぶ。


この辺りで、

私どものところへ

やってくる妻、多いです。


口を揃えてこうおっしゃいます。




「やっぱり、許せないんですーっ!」




夫は、態度を改めたし、

どうやら、浮気もしていないらしい。

私のことも大切にしてくれようと

していることもわかる。




「でも、イヤなんですーっ!」




浮気という問題が起こった時、

離婚に落ち着くご夫婦もいらっしゃいます。

また、この夫とがんばるというご夫婦も。


どちらがよいというものではありません。


では、今回のように

「許せない」「イヤーっ」と

言っている場合でも、

離婚を選択していない時、

別れるつもりはないけれど、

この関係に耐えられないと

カウンセリングにいらっしゃったりします。


怒りをたくさん感じてから、

妻は、ここまで来たのですが、

妻としては、理屈では、

丸腰の夫と、以前のようにやればいい

そう思っていても、

「感情」がついていかないのです。


ここで感じている怒りは、

浮気をされた時の怒りとは、

また違うものだと言ってもいいでしょう。


今、感じている怒りは、

もっと私を理解して欲しいのに

わかってもらっていない、

という癇癪に似た感情かもしれません。


態度さえ改めればいいってもんじゃないのよ!

私が、まだ傷ついていることに気がついてよ!


夫が、私でない女性を選んだ瞬間があった。

他の女性と比べられ、

他の女性に負けてしまった。


妻の「女性」の部分が、

ぺしゃんこになってしまっていることにまでは、

夫はなかなか気がついてあげられません。


でも、妻は、この部分を

夫に埋めて欲しいと

心の深いところで思うわけです。


こんな時、品行方正にすることしか、

思い浮かばないのが男性です。


難しいですよね。


浮気という問題があったことで、

何かよいことがあるとしたら、

夫と妻が、同時に、

「夫婦」というものについて、

考えることができるということです。


ふたりの関係性が、

悪い方へ行くのか

良い方へ行くのか

それはわかりませんが、

大きく動くのは確かです。


でも、ふたりでいることを選択したのならば、

良い方向へ行く方がいいですね。


夫に傷つけられた部分を

夫に埋めて欲しいと

こんなにも怒っている自分が

思っていることに気がつくことは、

ちょっと(かなり)シャクですが、


これからのふたりの関係に

どんどん入れていくものは、

良いものであるべきです。


夫から向けられる

不器用な「愛」を

妻が受け取ること。


それが、今、求められています。


ジタバタしてもいいんです。

でも、やってみようという意欲は、

持ち続けてみてください。


べしゃんこになっていた、

自分の中の「女性」は、

誰かに愛されることで

癒えていくのですから。



池尾千里



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 うちは植物がよく育ちます。名古屋ルームに飾られるかもです。

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