毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」がテーマ。

担当は「池尾昌紀」「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。
今週は、池尾千里が担当です。


    


遠縁の叔母とお墓まいりに行った時の話し。

ご主人は、まだお若いうちに亡くなっていました。

お墓に手を合わせながら、叔母が言いました。


「浮気しないでね」


もう亡くなってから、何年も経っていましたし、叔母も60代。

私と目が合うと、叔母は、にっこり笑って言いました。


「あっちで、浮気してたらイヤじゃない?」


亡くなったご主人に向かって呟く、そんな叔母の可愛い言葉に、思わずキュンとしたのものでした。


可愛い人ですよね。

実際、叔母は、昔から、とても女っぽい人でした。グラマーだし、たばこを吸う人でしたが、それもなんだか色気があって、かっこいいのでした。


女性の色気とか、可愛らしさというのは、自然な感じだと、女性も憧れちゃいますよね。ああ、あんな可愛いこと言えたらな~とか、あの色っぽい仕草、素敵~とか。


同性は、同性に厳しいものです。

男性に媚びているような雰囲気が出ていたり、過ぎた感じがすると、鼻に付いたりします。同性からも好感が持たれるような、女性らしさ。年齢とは関係なく、身に付けられたらいいですよね。


さて、今日は、どこかの誰かに向けたものではなくて、パートナーに対する女性らしさの表現について、考えてみようと思います。


パートナーと出会った頃は、この人をゲットするぞ!ってがんばってたかもしれないですよね。

それに、彼をみつけたい!恋をしたい!って思っていた頃は、男性を意識することで、自分の中の女性の部分を意識することにもなりますから、セクシャルなエネルギーが外に向いて、ハートが開き、愛を受け入れやすい状態になっていたと言えるでしょう。


そして、おつきあいが始まると「ロマンス」がやってきます。

彼の何もかも大好き!寝ても覚めても彼のこと考えちゃう。そんなラブラブな関係。


ところが、親しくなっていけばいくほど、あんなに大好きだったところが、あたりまえになってしまって、何も感じなくなってしまったり、相手の嫌なところが見え始めて、がっかりしたり、お互いに主張が譲れずに、喧嘩になってしまったりもしますね。


結婚したら、一緒に生活するわけですから、喧嘩の材料も増えます。でも、喧嘩になるのは、誰でも嫌ですから、喧嘩にならないように試行錯誤しますね。

どちらかの意見を取るのではなく、ふたりにとって一番いい選択をするというのが理想です。

でも、そのやり方には、コミュニケーションが必要になりますから、自分の主張が通らなくて、どちらかが、または、ふたりともが腹を立ててしまう、なんてことになるとなかなかうまくいかないものです。


すると多くの場合、なんとか喧嘩を回避したいと思うようになります。

喧嘩になりそうな話題は持ち出さない。

自分の意見を引っ込めて、相手を優先させる。

諦めて、全部自分でやる。


などなど、コミュニケーションを取らず、「諦め」や「我慢」を使って折り合いをつけるようになってしまいます。


でも、このやり方では、不満が募りストレスです。それが長く続けば、意見がすれ違う度に嫌な思いをするだけでなく、やがて、パートナーを見るだけで腹が立つようになってしまうでしょう。

そして、「私を一生理解することのないパートナー」というレッテルは、ふたりの関係を冷えさせ、すっかり諦めて、絶望してしまいます。

「デッドゾーン」。もうどこにも抜け道がないように感じる場所です。


この「デッドゾーン」は、「自立」のステージにあります。

ふたりは、夫婦になったのだけれど、やり方としては、ひとりとひとりが、それぞれに頑張っている状態です。お互いが「ひとりぼっち」なのです。


この時ふたりが、本当の意味で「夫婦」になれるチャンスがやってきているということなのですが、ちょっと話を戻しましょう。


こんな時、「可愛い女らしさ」というのは表現できているでしょうか。

いいえ、そんなものは、いつの日か忘れてしまったわ、という状態に、きっとなっていますよね。

「愛すること」を止めてしまうと、どうなるのでしょう。


「あなたには、もうあの可愛らしさは見せてあげない」

となってしまうのです。パートナーにあなたを愛させない態度になってしまうんですね。


相手に腹を立てて、絶望したことで、相手に対する当てつけをしてしまっているだけなのですが、そうやっているうちに、女性としての良さも隠してしまいます。

キラキラとしたセクシャルなエネルギーを閉じてしまいますから、夫から見れば、「恋人」のような要素より、「母親」のようになってしまいます。


これでは、セックスレスや浮気という問題を、引き寄せてしまうこともあるかもしれません。


女性らしい「可愛らしさ」を後ろ手に隠していないか、よぅく観察してみてくださいね。

夫に対して、可愛い女性らしさを表現するなんて、ハードルが高すぎます!という声が聞こえてきそうですので、まずは、こんなところから始めてみてください。


お風呂上がりに夫の前を、裸でうろつかない。

夫の前で、着替えをしない。

たまには、うんとお洒落して、よそゆきの顔を見せる。

夫が傷ついてしまうような乱暴な言葉遣いをしない。


どれも、できないことではありませんね。

大人の女性らしいふるまいと言えるでしょう。


いつまでも、夫を愛し、天国での浮気を嫌がる叔母のような、

そんな「可愛い人」でいつづけたいですね。


お役に立てれば嬉しいです。


***



この「カップル・カウンセリング」のブログ連載では、男性心理を「池尾昌紀」が、女性心理を「池尾千里」が担当し、「男心」「女心」を解き明かしていきます。


合わせて「男心」「女心」を理解しあった二人が、どのように問題を乗り越えていけるのか、という事例を紹介しながら、恋愛・夫婦問題で悩んだり、恋人が欲しい!方へのアドバイスを発信していきます。


手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。

>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ


今後の「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。


今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。


次週、9月21日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。


 

池尾千里


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娘のおにぎり弁当。海苔とでんぶがいい仕事してます。

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