私たちはパートナーシップを求めます。なぜ求めるのでしょう。不安だからです。何が不安なのでしょう。私たち夫婦カウンセラーが男性・女性、それぞれの思いで綴る連載。今回は「寂しさの不安」【女性編】(その2)です。


8/9(土)に開催のスペシャルワークショップで池尾昌紀・池尾千里の夫婦カウンセラーが講師を務める講座を開講します。
 

タイトルは、
『ひとりぼっちじゃない人生の歩き方
   ~なぜ出会えないのか、なぜすれ違うのか~』。
 

恋人が欲しいと思っているのに、なかなかできない。

パートナーとは、いつもすれ違うばかりで、苦しい、寂しい。

こんな悩みをお持ちの方に、それを解決するための講座を開講いたします。

【第三部(18:30-20:30)】>>> ひとりぼっちじゃない人生の歩き方 ~なぜ出会えないのか、なぜすれ違うのか~』


☆この日は3組の講師が3本立てで「心理学ワークショップ」を開催!

 今回は「パートナーシップ」をテーマにした講座ばかりです!

 複数受講すると受講料がお得になる特典もあります。
 

【8/9(土)スペシャルワークショップ (名駅・ウインクあいち)】

 1)13:30-15:30 浅野寿和&高見綾『自分史上最高のパートナーシップを築くための心理学~素敵なパートナーと出会うために!~』(浅野版)(高見綾版)

 2)16:00-18:00 小倉健太郎『これから恋を始めるあなたへ~一歩を踏み出す為の心理学~』

 3)18:30-20:30 池尾昌紀・池尾千里『ひとりぼっちじゃない人生の歩き方 ~なぜ出会えないのか、なぜすれ違うのか~』



この講座に向けて、「パートナーシップがうまくいかないと何が不安になるのか」について、男性カウンセラーの目線、女性カウンセラーの目線で、同じテーマの記事を同時に発信する連載です。


これは、逆に言えば「幸せなパートナーシップが手に入ると、どんな不安が解消されて、替わりに何が手に入るのか?」ということ。

お伝えしたいのは、これ!なんですね。


今回のテーマは「寂しさの不安」【女性編】(その2)です。


☆「寂しさの不安」【男性編】(その2)(池尾昌紀:担当)は、
>>>コチラをご覧ください。



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<前回の記事>

 >>>「寂しさの不安」【男性編】その1(担当:池尾昌紀)

 >>>「寂しさの不安」【女性編】その1(担当:池尾千里)

 
 

ずっと昔、私たちは、

「ひとりぼっち」を知りませんでした。

私たちが、今、生きているということは、

赤ちゃんの頃に、誰かが一緒にいてくれたということです。


ミルクを飲ませ、

おむつを替え、

沐浴をさせ、

泣けば抱き、

安全な場所で眠らせてくれたからです。


その時、私たちは、ひとりぼっちではありませんでした。

とても近いところに、いつも誰かがいてくれました。

優しくて、安心でき、受け入れてもらえていました。


でも、その後、私たちは、

「ひとりぼっち」を経験します。


大好きだった人に叱られたのかもしれないし

拒絶されたのかもしれない

側にいてくれなくなったのかもしれない。


今までと同じようにしてもらえると思っていたのに、

もらうことができなかった。

とっても欲しかったのに。


私は、ひとりぼっちで、

私は、何ももらえない。愛されない。

私は、ちっぽけで、

切り離された存在だと心に刻んだ瞬間です。


この傷は、大人になるにつれ、

巧みに隠され、まるでないように、

心の奥のほうへ、仕舞い込まれます。


そうしないと、また痛むからです。

もうあの痛みは、二度と味わいたくありません。


私は、私のその傷から、

なるべく遠いところに住もうとします。

すると、どんな感情からも、

なるべく影響を受けないような生き方になります。


人との希薄な関係が、楽だと思うようになります。

感じない私のところには、

何も起こらないという安全が手に入りましたが、

心が喜ぶものは、何ひとつ手に入りませんでした。


そしてある日、パートナーができ、

これまで出会った誰よりも、近い存在になろうとした時。

深く巧みに隠された傷が痛み始めるのです。


大好きだった人に叱られた記憶。

拒絶された記憶。

側にいてくれなくなった記憶。


してもらえると思っていたのに、

もらうことができなかった。

とっても欲しかったのに。


私は、ひとりぼっちで、

私は、何ももらえない。愛されない。

私は、ちっぽけで、

切り離された存在だったと。


あぁ、忘れていた。

思い出した。そうだった。


これ以上、近づいたら、また傷ついてしまう。

これ以上、近づいても、またもらえなくなる。

そう、私は「ひとりぼっち」なのだから。


隠した傷は、私にそれを思い出させ、

大きな痛みを感じる前に、

私を親密感から、遠く撤退させようと試みます。


パートナーシップの中で感じる

「寂しさ」の所以は、

この「ひとりぼっち」の感覚の記憶なのです。


でも、ここで、私たちは、

気がつかねばなりません。


私は、ひとりぼっちなのだから、

ひとりぼっちになりたいのか。


私は、かつて一度でも、

ひとりぼっちを望んだことがあったのか。


いつでも本当は、

「愛」が欲しかったのではないかと。


傷は、愛やつながりによってしか、

癒されることはなく、

その傷は、癒される時を

息を潜めて待っていたのではないでしょうか。


だったら、今、その時を迎えようとしていると

言うことはできないでしょうか。


そして、もうひとつ。


私の中に「寂しさ」をみつけたのなら、

パートナーの中にも同じように

それがあるということです。


そして、彼らの「寂しさ」は

もっと深く、もっと強く

愛とつながりを求めているようです。


そして、それは、

誰でもない私とのつながりに

他なりません。



お役に立てれば嬉しいです。




<次回のテーマに続く>


☆「寂しさの不安」男性編(その2)(池尾昌紀:担当)は、
>>>コチラをご覧ください。



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【8/9(土)スペシャルワークショップ (名駅・ウインクあいち)】

 第三部(18:30-20:30)>>>『ひとりぼっちじゃない人生の歩き方 ~なぜ出会えないのか、なぜすれ違うのか~』

是非、お出かけください。

【こんな時の「男心」「女心」がわからない!・シリーズ】

「男心」を池尾昌紀(男性カウンセラー)、
「女心」を池尾千里(女性カウンセラー)が担当して連載しています。 
こちらも、是非、お読みいただければと思います。
 

>>>「連載もくじ」


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