近くて遠い、遠くて近い「男と女」。

そんな「男性心理」「女性心理」を

夫婦カウンセラーの池尾昌紀・千里が、

それぞれの立場で語る連載その2です。



***



6/7(土)開催の名古屋心理学ワークショップ

『愛するということ・愛されるということ

 ~名古屋版・男と女の心理学 Part2~』


講師:池尾昌紀・池尾千里

ゲストカウンセラー:小倉健太郎高見綾 

日時:2014年6月7日(土)18:30~20:30

会場:名駅・ウインクあいち

交通:名古屋駅徒歩5分。ミッドランドスクエア奥。

料金:¥3,240-(税込)

※当日飛び込み参加もOKですが、できるだけお申し込み頂けると助かります。


※参加条件:18歳以上の方。ただし、2歳未満のお子様に限り同伴可能です。


>>>お申し込みはこちら。



***


では、第2弾いってみましょう!



【今日のお題】

「妊娠、出産、子育ての時期の
    『男の言い分』『女の言い分』」



夫に助けてもらえないと感じる妻の心理を

私・池尾千里が書かせていただきます。


妊娠、出産、子育て。

夫婦の問題の原因を生みやすい時期とも言えます。

しかし実際は、この時期、
夫婦の問題に取り組んでいる余裕などなく、


夫に助けてもらえないと感じる。

妻にほったらかされると感じる。


このようにお互いに、お互いに対する、怒り、寂しさ、不満を

心の奥底へ、押さえ込んで、目の前のやらねばならぬことに

エネルギーを取られてしまう時期のようです。


身を以て、こどもを妊娠し、出産し、

子育てする女性側を見ていきましょう。


妊娠中、順調な場合でも、初めての時は、

いろいろ不安がつきまといます。

体調管理もしなくてはいけません。

つわりもあれば、精神的に不安定になることもあります。


初めてのこどもを、夫婦で迎える。

これは、幸せな出来事です。


しかし、女性の身体の中で起こっている変化。

それに対する不安は、つい女性がひとりで抱えてしまいがちです。

やがて、出産。命を掛けた大仕事。

ちいさな命を目の前にして、幸せいっぱい。

と同時に、試行錯誤の余裕のない日々が始まります。


昼も夜もなく、子育てに明け暮れる女性は、

本能的に、母親になっており、

妻という役割が、夫には申し訳ないと思いつつ、

うまくこなせなくなってしまいます。


こども1番。

夫、2番。


そして、こんなふうにも思っています。

もっと夫に、一緒に手伝って欲しい。

大変なことを、わかって欲しい。


里帰りが終わって、自分ひとりで、

ちいさな赤ちゃんと過ごす時間は、

とても幸せで、とても大変で、永遠に続くかのような

出口が見えないトンネルのように感じることもあります。


夫が、昼間、仕事に行っている間、

ずっと、こう思っています。


「早く帰って来ないかな。」


抱っこしててくれたり、

お風呂に入れてくれたり、

オムツを替えてくれたり、


赤ちゃんを可愛がるパパの姿の夫を

見るのは、心が温かくなるものです。


そして、とても助かります。

四六時中、この小さないのちを守らなければと

過ごしているのです。

お昼寝している赤ちゃんが

息をしているのかと心配してしまったりもします。


ですから、誰かが見ていてくれて、

目を離しても大丈夫というのは、

つかの間、ほっとできるんです。


そして、一日中、赤ちゃんと過ごしていると、

会話をしません。

赤ちゃんには話しかけていても、

独り言を言ってみても、

なんだか寂しくなったりします。


夫が帰ってくると、そういう意味でも、

ほっとするんです。


でも、もし、夫が忙しくて、

なかなか帰って来ない人だったり、

帰って来ても、赤ちゃんのお世話どころか、

自分の靴下も脱ぎっぱなし、

ご飯も食べっぱなし、

テレビ観て、スマホいじってる。


「手伝ってよ。」

とお願いしても、面倒くさそう。

お願いしないとしない。

そのうち、お願いしてもしない。


帰って来た夫に、抱いていた期待は、

大きく裏切られることになります。


それが、繰り返されると、

女性は、諦めるのです。

もうアテにしないと、

深く心に刻んでしまうのです。


期待したり、アテにして、

裏切られて、腹が立ったり、

悲しくなったりするのは、

つらすぎるからです。


だったら、大変だけど、

全部ひとりでやろう。

あんなつらい思いを、

また味わうくらいなら。


これは、子育てに協力しない夫に対する批判というより、

むしろ、私を大切にしない、私を愛さない夫に対する、

ハートブレイクといえるかもしれません。


そして、このハートブレイクは、

子育ての大変さの下に潜り、心の奥底へ仕舞い込まれます。

やがて、こどもが大きくなって、子育てが一段落した頃に

夫婦の問題が、表面化し、見える問題となって立ちはだかり、

夫婦を見つめ直すことになる場合が少なくありません。


そのくらい、ちいさなこどもを抱えた時期、

女性は余裕がなく、助けを求めている状態である

ということなんですね。


もしこどものいない頃、

バリバリ仕事をこなして、

弱音を吐かずに一人でなんでもやり遂げていた妻が、

子育てで、そんなにピンチだなんて、

思えないかもしれません。

思いたくないかもしれませんね。


本人だって、もしかしたら、

私どうなっちゃったんだろう、

そう思ってるかもしれません。


この時期、男性・女性とも、お互いに余裕がないので、

相手のことを、ちゃんと見れていないというのも

すれ違ったり、誤解したり、コミュニケーションが

うまく取れない要因でしょう。


こんなふうに、書くと、

こどもを持つことや、

こどもを育てることに

不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。


でも、この時期、こんなふうになりやすいと

予め、わかっていれば、

意識して、コミュニケーションしよう。

出産前に、産後の育児や家事の分担を

夫婦で、具体的に話し合っておこう。

夫の仕事を、その時期、調整できないか。

実家の助けは、借りられるのか。

公共のサポートは受けられるのか。

などなど、対策を取れるのです。


それが、夫婦の力です。

足りてないところは、

どんどん補えばいいのです。


それが、私たち夫婦の目的です。

こんなプロセスがあるということを

知って、じゃあどうすればいいのか、

コミュニケーションしていただきたいのです。



では、男性側は、この時期、何を感じているのか、

合わせて、お読みいただければと思います。


妻にほったらかされると感じる夫の心理。

夫・池尾昌紀がこちらで書いています。>>>



お役に立てれば、嬉しいです。

さて、次回のお知らせです。


【次回のお題】

『愛されることに、あぐらをかく「男性心理」「女性心理」』


彼女(妻)があぐらをかいているように見える時の「男性心理」。

<夫・池尾昌紀が担当します>


彼(夫)があぐらをかいているように見える時の「女性心理」。

<私・池尾千里が担当します>


***



今後、こんなテーマを予定しています。


○家を継ぐ男性。嫁ぐ女性。

○セックスのお話し。他


どうぞ、お楽しみに!



池尾千里



****************************

【名古屋心理学ワークショップのご案内】


池尾昌紀
池尾千里の夫婦カウンセラーが講師を務める講座が再び!


『愛するということ・愛されるということ

 ~名古屋版・男と女の心理学 Part2~』


講師:池尾昌紀池尾千里

ゲストカウンセラー:小倉健太郎高見綾 

日時:2014年6月7日(土)18:30~20:30

会場:名駅・ウインクあいち

交通:名古屋駅徒歩5分。ミッドランドスクエア奥。

料金:¥3,240-(税込)

※当日飛び込み参加もOKですが、できるだけお申し込み頂けると助かります。


※参加条件:18歳以上の方。ただし、2歳未満のお子様に限り同伴可能です。


>>>お申し込みはこちら。


是非、お越しくださいませ。お待ちしております。
****************************

6月ご予約受付中です★初回無料電話も、是非ご利用くださいませ!

カウンセリングのご予約・お問い合わせはこちらまで。

TEL:06-6190-5131/06-6190-5613

受付時間:12:00~20:30

定休日:月曜日(祝日の場合は翌日代休)

カウンセリングサービスからのお知らせ&ご案内はこちら→

****************************

名古屋カウンセリングルームはこちら☆