11月3日に開催されました、「名古屋カウンセラーズフェスタ」にて、講演いたしました「今のあなたを越えていく時~心が今を創っている~」を、5話に渡ってお送りしております。

今回は、第3話です。

私が創り上げた、安心できる場所。

しかし、それは「箱」の中だったというお話しです。


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>>第1話はこちら
>>第2話はこちら

心理学を学び始める前のお話になりますが、

私は、出産を機に、仕事を辞め、専業主婦となりました。

「平凡だけど、誰かを愛し、普通の暮らし~」をしていたわけです。娘も生まれました。子育ては、たしかに大変ですが、可愛い赤ちゃんと一緒に過ごす毎日は、今まで味わったことのない種類の楽しさでした。会社組織にいるわけではないので、私を殺して、期待に応えるという必要もなくなりました。その状況は「私には、もう十分過ぎる幸せ」だと感じていたようです。それ以上、求めるものなんてなくて、そんなことをしたら、罰が当たるくらいの気持ちでおりました。


ですから、夫が心理学の勉強に私を誘う度、「今よりよい人生」というものが、全然私には、しっくりこなかったわけです。もうこれ以上、必要がない感じがするどころか、それによって、今の幸せが、壊されるような、何かしら変化することが、空恐ろしいような気がしていました。


ここに、私が創り上げた「箱」がありました。

専業主婦、子育て中、というポジションは、この箱を創り上げる、とてもよい理由になりました。箱が私を守っていました。安全で、何をどうするとどうなってという先が読めました。変化なんてしなくていいし、いつも同じでいいのでした。重い責任も、過度な期待もなく、安心できました。チャレンジも必要ありません。チャレンジがなければ、大きな失敗もありません。私を殺して、がんばり続けなくてもいいのです。平凡ですが、静かな平穏な日々だったわけです。


と同時に、私は、もう夢が見れないなというような感覚を持っていました。もう「自由」じゃない感じとでもいいましょうか。


この平穏な幸せな人生を手に入れる代わりに、「自由」を差し出してしまったようでした。

大きなチャレンジや、より良くなるための変化、どのようにもなれる「自由」というものを、手放してしまったようでした。


私は、また、私でないものを優先させ、私を殺し始めていたのです。

自由のない箱の中で、小さく生きようとしていました。それが、私にふさわしいと、無意識に信じていたからです。



>>>第4話につづく



~参加予定のイベント~


【名古屋心理学ワークショップ】
女心と男心の違いを知る
~なんでこうなるの?は、もっと繋がるチャンス!!~

講師:那賀まきカウンセラー
日時:2013年12月14日(土)18:30~20:30
会場:ウィンク愛知
交通:名古屋駅徒歩5分。ミッドランドスクエア奥
料金:3150円 ※当日受付でお支払いください(現金のみ)

※参加条件:18歳以上の方。
 ただし、2歳未満のお子様に限り、同伴可能です
※当日飛び込み参加もOKですが
 できるだけお申し込み頂けると助かります

<ゲストカウンセラー>

池尾千里 くにさきさとみ 高見綾

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